进博会

輸入博の「超人気ぶり」は中国経済の活力を示す

人民網日本語版 2019年11月09日15:40

中国国際輸入博覧会は世界企業の檜舞台であり、中国経済の活力を映し出す鏡でもある。熱気あふれるサプライヤーとバイヤーの商談、価値ある契約の合意、次々登場する「世界初公開」や「中国初展示」のイノベーション製品……博覧会の会場に足を踏み入れると、中国経済の力強い拍動を感じることができる。

食品・農産品ブロックに入ると、ニュージーランドのキウイフルーツ、ザンビアの蜂蜜、オーストラリアの乳製品など……各ブースには数々の素晴らしい製品が所狭しと並び、出展企業は行き交うバイヤーの質問に次々答えている。博覧会の「超人気ぶり」から中国市場の旺盛なニーズがうかがえる。

ドイツの化学企業ワッカー・ケミーの林博・中華圏社長は、「現在、グループの中国での売上高は世界売上高の20%を占める。早くも2010年、中華圏は売上高がドイツを抜き、グループにとって世界最大の単一市場となった。今年は輸入博に出展しただけでなく、ブースが独立ブースにバージョンアップした」と述べた。

輸入博の期間中、イタリアの画材・筆記具ブランドのカリオカと中国の文具メーカーの晨光文具は協力合意に調印した。晨光の陳湖雄社長は、「市場の将来性に自信を持っている」と述べた。

調達チームの懐は温かく、旺盛な購買意欲が押し寄せる。今回の輸入博の登録バイヤーは50万人を超え、第1回を超える規模になった。全国各地の各産業が39の取引チーム、600に迫る取引個別チームを立ち上げた。各地方からのバイヤーの登録・申込み数も目に見えて増加し、前年と比べると、取引チームの中には登録・申込み数が2倍に増えたところもある。

今年は中央企業(中央政府直属の国有企業)97社が取引個別チームを立ち上げ、専門のバイヤーは約2万1千人を数え、前年より4千人以上増加した。

陝西省商務庁の唐宇剛副庁長の説明によると、「今年は、陝西省取引チームとして輸入博に申込みをした企業バイヤーは2千社を超え、参加者は5千人を上回った」という。

輸入博会場の上海の国家エキシビションセンターから3キロメートル離れた虹橋輸入商品展示取引センターには、世界60数ヶ国・地域から来た600を超えるブランドの商品が何でもそろっている。オンライン販売量も相当なものだ。データによれば、第1回輸入博の後、天猫国際(Tmallグローバル)の輸入商品取引額は同89.7%増加し、この中には輸入博で初お目見えした商品が少なくない。

輸入博の会場では、建物の内と外に知的財産権保護の「カベ」が設置された。出展企業が必ず通る総合サービスブロックにある知的財産権保護・ビジネストラブル処理サービスセンターでは、知財権管理に関わる部門が出展企業に問い合わサービスとトラブル調停サービスを提供する。出展した外資系企業の責任者は、「中国は知財権保護を強化し、イノベーション環境を著しく改善し、外資系企業を安心させれた」との見方を示した。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年11月9日

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