北京市で開催中の第14回国際核データ大会で20日発表された情報によると、中国核データセンターは世界5大核データセンターの一つになった。新華社が伝えた。
中国国家原子力機構国際協力司の李俊傑司長は大会のあいさつで、「核科学技術と原子力開発利用の基礎である核データは、物質構造、天体物理研究に広く応用されており、宇宙の神秘を探る上で重要な意義を持つ。その一方で原子炉設計、核燃料循環、同位体生産などの分野で広く応用されており、経済・社会の発展を促進する重要な力を発揮している」と述べた。
情報によると、中国の核データの研究は1950年代に始まり、1975年に中国核データセンターが設立された。中国核学会の王寿君理事長によると、中国は揺るぎなき姿勢で原子力の高品質発展を推進している。今年4月現在、中国大陸で稼働中の原子炉は45基で、設備容量は4590万kWにのぼる。建設中の原子炉は11基で、設備容量は1218万kW。近年、次世代原子力システム(ナトリウム冷却高速炉、高温ガス冷却炉、加速器駆動システム、核融合装置など)の新型研究プロジェクトの展開と掘り下げが続けられている。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年5月22日