中国は23日午前8時55分、西昌衛星発射センターで「長征3号乙」キャリアロケット(及び関連設備の遠征1号上段)を使い、第50・51基目となる北斗測位衛星の同時打ち上げに成功した。人民日報海外版が伝えた。
2基はいずれも中・円軌道衛星で、中国が建設中の北斗3号システムのネットワーク構築衛星だ。3時間余りの飛行を経て、衛星は順調に予定の軌道に乗った。今後は軌道上のテストを行い、タイミングを計らいネットワークに加わりサービスを提供する。
今回打ち上げられた衛星と関連のキャリアロケット(及び関連設備の遠征1号上段)は、中国科学院小型衛星革新研究院、中国航天科技集団有限公司キャリアロケット技術研究院が開発を担当した。長征シリーズの打ち上げは今回で319回目。
2007年に初の北斗2号衛星測位試験衛星が打ち上げられてから12年の間に、長征3号甲シリーズロケットは37回の打ち上げ成功により、51基の北斗衛星を予定の軌道に送り込んでいる。さらにそれより先に打ち上げられた北斗測位試験衛星も加えれば、長征3号甲シリーズは41回の打ち上げにより55基の北斗衛星を軌道に送り込んでいる。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年11月25日