北斗衛星測位システム、来年のプロジェクト終了を目指す

人民網日本語版 2019年11月01日14:53

北斗1号衛星(1基目)の打ち上げ成功19周年に当たる10月31日、新任の北斗衛星測位システムチーフデザイナーチームが集団で「共和国勲章」受賞者、「両弾一星」元勲、北斗衛星測位システム初代チーフデザイナーの孫家棟院士(90)を表敬訪問した。孫氏は北斗3号システムの発展を高く評価し、同チームに「北斗システムの建設・発展の初心を忘れず、世界一流の衛星測位システムを作るという使命を忘れない。北斗システムでより良く国民経済の建設・発展に貢献し、人類の正確な時空に対する需要を満たす」との願いを示した。人民日報が伝えた。

北斗3号グローバルシステムの建設は現在ラストスパートに入っている。北斗システムは建設から応用に移る過渡期にある。北斗プロジェクト総指揮部はこの変化に適応するため、チーフデザイナーのチームの人員の調整を行った。楊長風氏が北斗衛星測位システムのチーフデザイナーに、楊元喜氏、冉承其氏、謝軍氏、郭樹人氏、呉海涛氏が副チーフデザイナーに、高為広氏がチーフデザイナー補佐に就任した。チーフデザイナーチームの力を充実させ、北斗応用専門家及び若手科学技術専門家を増やした。システムのモデルチェンジ・アップグレード、長期的な発展に力強い組織力の保障を提供した。

楊長風氏は「チーフデザイナーチームの牽引車としての役割を十分に発揮し、来年の北斗3号プロジェクトを順調に締めくくるのを確保する。北斗総合測位・時報体系の革新的発展を推進し、宇宙強国を建設するためにしかるべき貢献をする。人類運命共同体の建設を推進するための中国の貢献を成し遂げる」と表明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年11月1日

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