デジタル経済が新たな段階へ AIがもたらす重大な変革とは? (2)

人民網日本語版 2019年12月02日09:09

AIはコンピューターのインフラ面に巨大な変化をもたらす。従来のCPU、オペレーションシステム、データベースが舞台の中央から遠ざかり、新型のAIチップ、便利で高効率のクラウドサービス、アプリケーション開発プラットフォームを応用する開放的なディープラーニングの枠組み、汎用型のAIアルゴリズムが、新たな「インフラ施設」になっていく。

AIがより多くの新しい業態を生み出す。交通、医療、都市のセキュリティ、教育など各業界で、スマート化が急速に実現し、人々の生活や生産活動の中にAIが着実に融合することになる。たとえばそう遠くない将来には、誰もがアプリを1クリックするだけで自動運転車を呼び出せるようになるとみられる。

未来の20年間の各産業におけるスマート化は、各産業とAIとが深く融合し、3段階の境地を通過しなければならない。まず「山を見れば山だと思い、水を見れば水だと思う」境地、次に「山を見ても山だと思わず、水を見ても水だと思わない」境地、そして最終的には「山を見ればやはり山だと思い、水を見ればやはり水だと思う」境地だ。

1番目は「山を見れば山だと思い、水を見れば水だと思う」境地だ。数年前から、火鍋店でロボットが働く姿を見かけるようになり、麺レストランでロボットが刀削麺を作ることもあったが、実はこれはAIとは関係がない。ここ2年ほどはヒト型ロボットを導入してフロアマネージャーにする銀行が出てきた。こうした「AIはヒトを模倣したものでなければならない」という考え方は、実は本当のAIに基づく新業態ではなく、「山は山、水は水」、すなわち技術は技術、産業は産業であり、真の融合を果たしたものではなかった。

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