11月4日午後、日中友好市民倶楽部の小野寺健理事長が北京外国語大学を訪問した。北京外国語大学日本語学院の徐滔院長と北京日本研究センターの丁紅衛教授は小野寺理事長と会談し、長年中国の日本語教育に尽力されることに感謝の意を表した。
午後3時半から、同センターのレクチャールームで「AI時代の学びと卒業論文作成について」と題する講演を行った。日本語学院の三、四年生及び院生、それから日本研究センターの院生たちを含め、100人以上来場した。およそ1時間半の講演で、小野寺理事長は知識の更新が早く情報量も膨大なAI時代において、生涯学習が求められていると述べた。そのため、大学が学びの方法論を学生に教授し、すそ野の広い知識構造を持ち、EQも高い人材に育つことを目標にすべきだと提言した。
卒業論文の作成について、小野寺理事長は卒論は卒業するための要件だけではなく、学生たちが主人公になり自ら知的探検できるチャンスであると指摘した。講演中に質疑応答を二回設け、合計7名の学生は質問した。どうやって自分の好きなことを見つけることができるのか、自分らしさと勉強の楽しみを両立できるのかなど、質問の内容は多岐にわたっている。小野寺理事長は自分の経験を交えて、ユーモラスに心のこもった答えをした。また質問した学生二名にプレゼントとして、自分の愛読書を贈呈した。
講演の主旨は以下のとおり。