中国11月のネット小売が消費をリード

人民網日本語版 2019年12月20日15:06

商務部(省)は19日定例記者会見を行い、高峰報道官が2019年11月の中国消費市場の運営状況について説明した。国家統計局がまとめたデータによれば、11月には社会消費財小売総額が3兆8千億ドル(1ドルは約15.6円)に上り、前年同期比8%増加し、増加率は前月を0.8ポイント(p)上回った。同部が重点的にモニタリングする小売企業の同月売上高は同2.3%増加し、増加率は前月を0.3p上回った。「北京日報」が伝えた。

全体としてみると、ネット小売が引き続き消費の最大の注目点になった。同部のモニタリングによれば、11月には重点モニタリング企業のネット小売額は同19.5%増加し、増加率はデパートを19.8p、コンビニエンスストアを11.4p、スーパーを10.7p、それぞれ上回った。同局の統計では、1-11月の実物商品のネット小売額は同19.7%増加し、社会消費財小売総額に占める割合は20.4%となり、同2.2p増加し、増加率は1-10月を0.9p上回った。

外食産業の売上高が旺盛な勢いをみせた。11月には全国の外食産業の収入が4964億元に上り、同9.7%増加し、増加率は同1.1p上回った。そのうち全国の限度額以上の企業(年商200万元、従業員40人以上)の外食収入は同8.1%増加し、増加率は前年同期を4.1p上回り、前月を2.5p上回った。また日用品と電子類商品の売り上げが目に見えて増加した。新製品、ネット通販の販促キャンペーンといった要因の後押しを受けて、11月に限度額以上企業の日用品売上高は同17.5%増加し、化粧品売上高は同16.8%増加した。通信機器は同12.1%増加、家電は同9.7%増加。移動関連商品の売上高は安定して回復に向かった。11月には限度額以上の企業の石油・石油製品の売上高は同0.5%増加し、増加率は前月を5p上回った。自動車は同1.8%減少し、減少幅は前月を1.5p下回った。

高報道官は、「中国の雇用規模が拡大を続け、住民の収入が安定して増加し、新年・旧正月の消費ピークがまもなくやってくることから、中国消費市場は引き続き安定した発展の流れを維持するものと予想される」と分析した。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年12月20日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング