中国の科学者が発見した初の太陽系外惑星、「望舒」と命名される

人民網日本語版 2019年12月23日14:48

中国の天文学者が発見した初の太陽系外惑星及びその母恒星には、「望舒」と「羲和」という神話的な名称がつけられた。それぞれ「月の神」と「太陽の女神」を意味している。新華社が伝えた。

「太陽系外惑星世界命名」イベントの中国(大陸部)命名結果が21日午前、北京天文館で発表された。命名された太陽系外惑星は、中国の天文学者が2008年に発見したものだ。この名称は広州第六中学の天文サークルから提案された。

「羲和」と「望舒」はこと座に位置し、地球から約440光年離れている。「羲和」は明るく、北半球では通年の大半の時期に光学望遠鏡で観測できる。「羲和」の質量は太陽の2倍で、「望舒」の質量は太陽系内で最大の惑星・木星の2.7倍だ。望舒を発見したチームのメンバーで、中国科学院国家天文台の趙斐博士は「私はこの2つの名称がとても気に入っている。中国らしい」と述べた。

広州第六中学の天文サークルの許翊芃さん(高校2年生)によると、「羲和」は中国の神話に登場する太陽の女神で、中国で最古の天文学者と暦法の制定者ともされている。「望舒」は月で車を操る女神で、月の神とされている。許さんは、「この2つの名称は恒星と惑星の関係を示しており、美しい意味が込められており、宇宙探査の精神をも象徴している」と語った。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年12月23日

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