中国の宇宙事業、来年も快進撃を続ける

人民網日本語版 2019年12月13日14:19

打ち上げ回数と重要任務が多かった2019年は、「中国宇宙事業のスーパー2019」と呼ばれている。中国航天科技集団社長、党組副書記の袁潔氏は12日、北京航空航天大学で「中国の宇宙事業は来年、この流れを維持する」と述べた。科技日報が伝えた。

袁氏は航天科技集団が開いた「国有企業公開授業」において、「中国は来年、長期的に人員が管理を行う近地球有人宇宙ステーションの建設を含む、多くの重要プロジェクトの実施を予定している。中国の宇宙ステーションは2022年頃に完成する予定で、宇宙飛行士3人が長期的に滞在し、軌道上を10年周回できる。協力のため国際社会に向け開放し、世界が共有できる宇宙応用プラットフォームを提供する」と紹介した。

月探査プロジェクト第3期嫦娥5号任務を実施し、月面の無人試料回収・帰還を実現し、月探査プロジェクトの「3ステップ」全体計画の目標を順調に完了する。

北斗衛星測位システムのグローバルシステムが衛星30基でつくる混合ネットワークを構築し、サービス範囲を世界に拡大する。GPS、グロナス、ガリレオと互換性を持ち、相互操作を可能とすることで、「中国の北斗、世界の北斗」を実現する。

低軌道モバイルインターネット衛星ネットワーク「鴻雁星座」を建設する。この衛星ネットワークは高度1000キロ以上の軌道を周回する数百基の衛星からなり、2023年に軌道上への配置を完了する予定だ。

さらに中国は注目を集める初の火星着陸・探査任務を実施する。2020年に火星探査機を打ち上げ、2021年に火星軟着陸を実現し、火星周回探査・走行探査を展開する。中国はこれにより深宇宙探査能力と水準で世界の先頭集団に入り、新宇宙探査分野の飛躍を実現する。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年12月13日

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