グリーン車(画像提供・フルンボイル市文化観光投資集団)。
草原森林観光列車「フルンボイル(呼倫貝爾)号」の一番列車が23日、内蒙古(内モンゴル)自治区フルンボイル市海拉爾(ハイラル)区を出発した。冬の間、列車は500キロにおよぶ氷結した広大な雪原を横切り、さまざまな氷雪体験を望む観光客に、新たな外出の選択肢を提供する。新華社が伝えた。
「フルンボイル号」は、阿爾山(アルシャン)市を経由し、終点の満洲里市に至る。列車は、託児所やグルメレストラン、文化サロン車両を含む10両編成で、乗客は多くの選択肢を享受できる。
乗務員は、「『フルンボイル号』は、全行程を4日間かけて運行する。乗客は内モンゴル独特のグルメを味わい、スノーモービルや馬ぞりなどのウィンタースポーツを体験し、フルンボイルの結婚式ショーや満洲里国門景勝地などを見学することができる」と紹介した。
草原森林観光列車「フルンボイル号」(画像提供・フルンボイル市文化観光投資集団)。
ビジネス車両の各個室には、ベッド・テレビ・独立したトイレが設けられている。また、グリーン車にはスマート座席が配備されている。座席と座席の間隔は広く、列車は揺れもほとんど感じられず、清潔で快適な環境が整えられている。
フルンボイル市文化観光投資集団の崔新宇董事長は、「草原観光列車『フルンボイル号』は、フルンボイル市が、広く果てしなく続く草原や森林といった豊かな自然資源を拠り所として打ち出した総合性観光商品だ」としている。
草原観光列車「フルンボイル号」は、通年で53本運行される予定。来年1月から各大型乗車券購入サイトでチケット発売がスタートし、この乗車体験を真っ先に味わうことができる。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年12月24日