遼寧省はこのほど、貧困脱却の取り組みに関する会議を開催し、2019年、同省の省民13万2500人、128の貧困村、省級貧困県5県が貧困を脱却したことが明らかになった。これにより、遼寧省の全ての貧困県、貧困村が貧困を脱却したことになる。人民日報海外版が報じた。
19年末の時点で、遼寧省の省級貧困県15県全て、貧困村1791村全てが貧困を脱却した。貧困の発生率は、貧困者登録が始まった当初の5.4%から0.06%にまで低下した。
遼寧省は、教育、住宅・都市農村建設、農業・農村、水利、衛生・健康、医療保険などの当局と共に、各地域で貧困人口7万4000人の「両不愁三保障」(衣食の愁いなく、義務教育と基本医療、住宅の安全を保障する)をめぐる問題を解決し、その取り組みの効果は顕著だ。
遼寧省の各級各当局は、産業貧困支援資金17億8000万元(1元は約15.6円)を投じて、産業貧困支援プロジェクト4211プロジェクトを実施。貧困人口62万9600人がその益を得た。また、農村で安全な飲料水を確保するためのプロジェクトが1141ヶ所で実施され、貧困人口1万28人の飲料水を確保した。その他、義務教育を受ける年齢の児童台帳を作成し、登録者3万6000人が義務教育を受けることができるようになった。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年1月4日