中国の2019年度Kindleランキングが発表、映像作品の原作が好調

人民網日本語版 2020年01月02日15:54

アマゾン中国はこのほど、2019年度Kindle読書ランキングを発表し、過去1年のデジタル読書のトレンドと読書行為の特徴を総括・回顧した。Kindle電子書籍の売上を見ると、「三体全集」、「長安十二時辰」、「明朝那些事児」が中国人読者の間で好評を博しており、「2019年アマゾン中国Kindle年間有料書籍ベストセラー」のトップ3を占めた。中国新聞網が伝えた。

2019年にリリースされた電子書籍の新刊では、「都挺好」と「顕微鏡下的大明」が「2019年アマゾン中国Kindle年間有料書籍(新刊)ベストセラー」のトップ3に入った。都市別で見ると、北京市、上海市、深セン市はKindle電子書籍購入数のトップ3であり、1人平均購入量が最も多い3都市となっている。

アマゾン中国は2004年から毎年、中国人読者の読書のトレンドを反映した年間ランキングを発表しており、Kindle電子書籍ランキングは7年連続の発表となった。昨年、Kindle読者は読書内容を選択する上で、社会及び文化の注目の出来事から影響を受けたことが読み取れ、映像作品の原作となった本がその映像作品のヒットを受けて販売を大きく伸ばした。

例えば、「2019年アマゾン中国Kindle年間有料書籍ベストセラー」トップ10を見ると、劉慈欣の「三体全集」が1位、「流浪地球-経典短篇選」が5位に入った。さらに、社会生活の現実的な一面に焦点を合わせた阿耐の小説「都挺好」は、同名ドラマが大きな話題になったため、原作であるこの小説も「2019年アマゾン中国Kindle年間有料書籍(新刊)ベストセラー」の1位になった。

また、「2019年アマゾン中国Kindle Unlimited月間読み放題ランキング」のトップ10を見ると、文学類が7冊入選している。陳磊、劉慈欣、東野圭吾の作品がそれぞれ2冊ずつトップ10入りしており、トップは陳磊の「半小時漫画中国史」だった。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年1月2日

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