中国でシェア自転車がインフラの一部に ユーザーは全年齢層に分布

人民網日本語版 2020年01月07日14:06

中国のシェア自転車ブランド・ハローグローバル(Helloglobal)が6日に発表した統計によると、シェア自転車がインフラの一つとなり、「通勤」を一層便利にしている。ユーザーも、「80後(80年代生まれ)」や「90後(90年代生まれ)」中心の構造から、全年齢層へと分布するようになり、「60後(1960年代生まれ)」や「70後(70年代生まれ)」のユーザーが目に見えて増加している。中国新聞網が報じた。

2019年末の時点で、ハローグローバルに登録しているユーザーは累計3億人に達した。年齢別で見ると、「60後」と「70後」が全体に占める割合が20%以上に達し、2018年と比べて増加した。「00後(2000年以降生まれ)」のユーザーも約10%を占め、インターネット世代の「80後」や「90後」中心の構造から、全年齢層へ分布する構造へと変化し、シェア自転車が公共交通機関の分野や他のインフラの分野に溶け込み、補完し合うようになっていることが分かる。

中国では、街の至る所でシェア自転車を見つけることができるため、非常に便利で、都市や商業の流通という面でもその価値が少しずつ際立つようになっている。また、都市の夜間における公共交通機関の空白を埋める点でも大きな役割を果たすようになっている。ハローグローバルの統計によると、2019年、夜間の利用が全体の19.39%を占めており、これは2018年と比べて、約2倍の増加となっている。

報告によると、シェア自転車は都市機能ブロックを繋ぐ点でも大きな役割を果たしており、商業・消費、レジャー・交流、サイクリングなどとリンクして、ナイトタイムエコノミーの繁栄に拍車をかけている。中国の内陸都市において、シェア自転車の利用が最もアクティブな時間帯、場所、ルートなどのビッグデータを分析すると、成都、杭州、広州などの夜も眠らぬ「不夜城」では夜間もその利用が活発だった。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年1月7日

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