5G+遠隔治療、雲南省が初の新型肺炎スマート治療プランを作成

人民網日本語版 2020年02月05日13:34

 鮮明な画像、遅延ゼロの音声・動作、多分野専門家の相互交流……ディスプレイの前で、専門家たちは病院が急ピッチで構築した5G+遠隔医療プラットフォームを通じ、丁寧に説明・指導を行った。「病院に行かなくても受診できる」。患者のイライラを解消し、彼らに確かな医療指導を与えていた。科技日報が伝えた。

 これは4日、昆明医科大学第一附属病院(以下「同病院」)で目にした光景だ。専門家たちは現在この遠隔医療プラットフォームを通じ、湖北省武漢市から来た重症者に対して初のスマート医療治療プランを作成した。

 新型コロナウイルス感染による肺炎の発生後、同病院は中国移動雲南公司と共同で、1月29日に5Gネットワークに基づく「新型コロナウイルス肺炎オンライン無料診療プラットフォーム」を構築した。その後毎日20数人の専門家がプラットフォームを通じ、患者の混雑による新たな集団感染を回避するために、迅速に患者の診断を行ってきた。

 今回の立会診察を主導した同病院の曾仲副院長は「スマート遠隔医療プラットフォームを利用しオンライン・オフラインで患者の問題を解消することで、受診者の流れを大きく分散させ、調節することができる。作成された治療プランと処方箋は高い効果を発揮しており、今後の的を絞った新型肺炎患者の救助・治療及び感染症対策に新たなルートを提供した」と述べた。

 この4日間で同病院の38人の呼吸器、感染症、重症医学、救急診療などの専門家が同プラットフォームを通じ、800人近くの患者の無料オンライン問い合わせサービスを行った。(編集YF)

 「人民網日本語版」2020年2月5日

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