新型コロナウイルスと最前線で戦う若者たち

人民網日本語版 2020年02月04日11:10

 2020年の春節(旧正月、今年は1月25日)連休中、新型コロナウイルスによる肺炎が猛威を振るうなか、故郷で家族と「年夜飯(旧暦大晦日の夜に家族と一緒に食べる御馳走)」を食べることもできず、父母と一緒に「春晩(CCTVが旧暦大晦日に放映する年越しカウントダウンイベント番組)」をテレビで楽しむこともできない、「95後(1995~1999年生まれ)」と「00後(2000年以降生まれ)」の若者たちがいた。彼らは疫病の感染拡大を阻止する最前線で戦っている。人民網が伝えた。

コロナウイルスと闘う「戦士」・胡佩さんの勤務中とプライベートの写真

湖南省児童医院感染科で看護師として働く胡佩さんは、1998年生まれ。彼女は連日分厚く重たい防護服を身に着け、マスクと医療用ゴーグル、ゴム手袋を着用し、隔離病棟内で忙しく立ち働いていた。タルカムパウダーや消毒液、液体ハンドソープなどを使用して受ける刺激で、彼女の両手の皮膚はガサガサに荒れ、痛々しいあかぎれを起こしてしまっている。山のような業務量と感染するかもしれないリスクを前に、彼女は家族に、「いつ隔離されても覚悟はできている」とその思いを記した手紙を送った。

コロナウイルスと闘う「戦士」・梁順さんの勤務中とプライベートの写真

1999年生まれの梁順さんは、武漢市金銀潭病院のICU(集中治療室)で働く男性看護師。1月23日(旧暦12月29日、故郷の湖北省孝感市に帰り着いたばかりだった彼だが、新型コロナウイルス感染による肺炎の感染拡大が極めて深刻なことを知ると、実家での食事もそこそこにすぐに車を飛ばして武漢へ戻った。沿道に設けられていた多くの検問も、「職業証明」片手に突破し、自分の職場に戻った。

コロナウイルスと闘う「戦士」・呉康倩さんの勤務中とプライベートの写真

1998年生まれの呉康倩さんは、隔離病棟に勤務している。父親は娘の呉さんの身を非常に心配して、予防の徹底を促すショートメッセージを毎日送ってくるのだという。呉さんは、「どうしても恐怖心は付きまとう。でも、皆が一致団結すれば、きっと疾病に打ち勝つことができる!」とした。

コロナウイルスと闘う「戦士」・張丹丹さんの勤務中とプライベートの写真

手元に救急箱を並べ、箱の傍には84消毒液。カッチリした列車長(乗務責任者)の制服を着てそれらの作業をしているのは張丹丹さん(25)。乗務するのは福建省福州から北京に向かうG28号列車だ。新型コロナウイルス感染による肺炎の感染が拡大するなか、毎回その乗務は、まるで1回の「戦闘」のようになっている。

乗務に先立ち、乗務員チーム全員が体温測定を行い、検査済みの薬品・医療器械を配備する。走行中は車内を見回り、発熱した乗客や具合の悪い乗客がいないかどうか、注意深く観察する。また、食堂車の食品衛生について監督管理を徹底する。8時間に及ぶ走行中、張丹丹さんの神経はずっと張り詰めたままだ。

コロナウイルスと闘う「戦士」・甘卓さんの勤務中とプライベートの写真

1月21日から、1995年生まれの甘卓さんはずっと病院で寝泊まりしている。江西省萍郷市上栗県福田鎮中心衛生院予防・保健科の医師である彼は、新型コロナウイルス感染による肺炎の感染情況に向き合い、自ら責任を担い、各村落に赴き、湖北省から帰省した人がいる村民の家庭で消毒を実施し、隔離措置を徹底させている。

コロナウイルスと闘う「戦士」・王磊さんの勤務中とプライベートの写真

 地下鉄車両がまた駅に入ってきた。上海地下鉄で乗務員として働く王磊さん(25)は、黄色い安全ラインの内側に直立して、下車・乗車する乗客を注意深くで見守っていた。旧暦大晦日(1月24日)から現在まで毎日、彼は日勤または夜勤を続けている。(編集KM)

「人民網日本語版」2020年2月4日

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