高性能耳式体温計、額式体温計などの非接触体温計は現在、多くの人々を対象とする発熱検査の主要ツールの一つになっている。その中核部品である微小電気機械システム(MEMS)赤外線温度センサーは長期的に、主に輸入に依存してきた。中国兵器工業集団電子院華東光電集成部品研究所は技術の開発により、センサーチップの各種試験を完了した。体温測定の精度は0.1℃。干渉防止能力は市場の主流製品(精度0.3℃)を上回る。科技日報が伝えた。
感染対策や業務再開の需要を受け、高性能耳式体温計、額式体温計などの非接触体温計のMEMS赤外線温度センサーは、百万個ほどの需要が生まれている。華東光電集成部品研究所は1月末に製品開発計画を緊急調整し、業務再開の時期を早め、党員突撃隊と技術開発チームを結成し、24時間連続で研究開発を展開した。現在すでにセンサーチップの各種試験を完了しており、3月末には試作品の開発を完了する予定だ。同時に同研究所は全自動化グループパッケージ重要設備を調達し、チップ製造の重要設備を補充し、センサーチップの製造、グループパッケージの国産化を推進してきた。月間生産能力は現在の2万個から100万個以上に増加し、4月上旬にも市場への大量供給が可能となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年3月13日