2017年、ドイツのデュッセルドルフで行われた卓球世界選手権で、優勝を決め喜ぶ石川佳純選手。
卓球のカタール・オープンが8日閉幕し、空港で選手らの帰国を待ち構えていた日本メディアは、あることに気づいた。出発前とは違い、石川佳純選手がマスクをしていたのだ!環球網が伝えた。
日刊スポーツの報道によると、日本の卓球選手で東京オリンピック代表に内定している石川佳純選手(27)は、8日にカタール・オープンへの遠征を終え、日本に帰国した。
石川選手は3月1日に日本卓球女子チームが羽田空港から出発した際、チーム全員の中で1人だけマスクをしていなかった。
石川選手は同日取材を受けた際、「日本ではマスクが本当に少ない。それにマスクを日本のプロ卓球リーグ『Tリーグ』のチームメイトである中国香港の選手に譲った。その選手の方がマスクを買うのが大変だと思ったから。それで自分のマスクが足らなくなってしまった」と説明していた。
しっかり予防をするために、石川選手は1日15回ほど手を洗い、しっかりうがいをし、できるだけ外出の回数を減らしているとしていた。
このニュースが流れると、中国大陸部の卓球ファンと記者はすぐに石川選手のためにマスクを集め、約100枚のマスクを郵送した。帰国時に空港で取材に応じた際、石川選手は中国大陸のファンの「恩返し」に感謝し、「中国のファンの皆さんがすごく心配してくださって、送ってくれて。これでしっかり予防したい」と語った。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年3月10日