串焼肉1kg一気に平らげ、口紅50本まとめ買い…リベンジ的消費がやって来た? (3)

人民網日本語版 2020年03月25日10:01

「思いがけないところから育つ」消費

大規模なリベンジ的消費がいつ訪れるのかはっきりしないが、興味深いことに、こちらの花はまだでもあちらの花は咲いたことだ。感染期間中には美容院が休業していたので、オンラインで電動バリカンが飛ぶように売れた。外で食事ができないので、油条や涼皮、油溌麺などの軽食を自分で作るようになり、1ヶ月間にかかった材料費は外食と比べるとそれほど変わらなかった。これらはいずれも消費だ。

感染状況により除菌やケアに関する消費が特に上昇を続けた。ベビーマタニティ用品のECプラットフォームの蜜芽のデータによると、3月には蜜芽の優れた商品を提案する「スーパー工場」の売り上げ上位5位には洗い流さなくていいアルコール度数75度の除菌スプレーやハンドウォッシュなどが並び、すべて感染症対策の商品だった。昨年12月の上位5位にはレギンス、保温インナー、ティッシュペーパー、洗剤などが並んでいた。

多くのネットユーザーがクレジット消費をしている。クレジット消費プラットフォームの分期楽商城が提供したデータでは、3月の最初の2週間には、除菌できる食洗機、除菌できる加湿器、空気清浄機、ネックマッサージャー、浄水器などの売り上げが1月同期に比べて75%以上増加した。ペーパータオル、ハンドウォッシュ、消毒液、手袋など日常的な消毒・衛生用品の増加率は120%を超えた。

ジムに行けない場合はどうするか。データによると、スマート腹筋マシン、スマートルームランナー、体感型エクササイズダンスマットなど自宅でトレーニングができるスマートトレーニング・エクササイズ製品の売り上げ増加率が60%に達した。また家での生活・娯楽では、動画視聴・電子書籍閲覧の会員申込みが70%増加し、さまざまなトレーニングとゲームが楽しめる任天堂Switchは注文数が100%増加した。

京東は19日、「2月から現在まで、京東のヨガマット成約額が前年同期の6倍近くに増えた。1-2月のダンベル成約額は60%増加し、エキスパンダーは109%増加、縄跳びは56%増加、ローイングマシンは134%増加した」と明らかにした。

企業活動や生産活動の再開にともない、もう1つの新たな消費ポイントも生まれた。天猫(Tmall)が提供した3月1-9日のデータをみると、業務再開後はたくさんの働く人々が食事を持参しなければならなくなり、保温ランチジャーの売り上げが前年同期比211%増加した。公共交通機関の人混みを避けるため、電動スクーターを購入する人が急増しており、売上高は57495%増加した。電動自転車用防風サングラスも1568%、子ども用シートも1490%、それぞれ増加した。

感染状況の中、マスクは必需品となり、眉と目を際立たせる「マスクメイク」が流行中だ。銀泰百貨デパートの消費データによると、「マスクメイク」でアイメイク商品の人気が高まり、売り上げも2倍以上増え、アイシャドウパレットの多くが売り切れた。エッセンス、アイケア製品、化粧落とし、洗顔剤、スプレータイプの商品の売り上げも急激に増加したという。

ネットユーザーの中には、「お金を稼ぐ力は1種類しかないのに、お金を使う道は何百種類、何千種類もある。稼いだら使ってしまう。消費しないでいることは不可能!」とツッコむ人もいる。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年3月24日

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