「昨年末から北部で新型肺炎らしき症例」イタリアの専門家が指摘

人民網日本語版 2020年03月23日16:10

イタリアの医学専門家であるジュゼッペ・レムッツィ(Giuseppe Remuzzi)氏は先ごろ、米メディアの取材に対し、「イタリアでは、昨年11月と12月にはすでに新型コロナウイルス感染による肺炎だと強く疑われる症状の原因不明の肺炎が起きていた可能性がある」と述べた。中央テレビニュースが伝えた。

ジュゼッペ・レムッツィ氏はイタリアのみならず欧州全体でも有名なマリオネグリ薬理学研究所の主任を務めている。レムッツィ氏は米公共ラジオ局(NPR)の取材に応じた際、NPRのキャスターが、「なぜ2月21日に集団感染が確認された時にはイタリアはすでに手がつけられない状態だったのか、疑問を抱いている人もいる」と指摘したのに対し、「昨年12月、ひいては11月の時点で高齢者にこのような肺炎が見られた」と述べた。これは少なくとも中国が国内における感染拡大に気づくよりも前に、ウイルスはすでにロンバルディア州で伝染していたことを意味している。(編集AK) 

「人民網日本語版」2020年3月23日

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