90後が春節休日出勤組の中心に 「逆方向の春運」注目度が6倍に

人民網日本語版 2020年01月21日16:26

春節が近づいてきたが、あなたはまだ残業の最中だろうか。重慶市では、市外からの観光客がすでに人気観光地を「占領」している。20日の昼、有名な観光スポットのビルの中を通り抜ける都市鉄道・李子唄駅を訪れてみると、写真を撮りにやって来た観光客ですでに黒山の人だかりだった。幹線道路は車の流れが途切れず、低速でノロノロ運転をしている状態だ。今年の春節(旧正月、今年は1月25日)の様子は例年とはかなり違っている。

こうした例年と異なる情景は、実はすでに百度(バイドゥ)のビッグデータの中に現れている。百度は同じ日に「好運中国年:百度アプリケーションねずみ年春節ビッグデータ報告」を発表した。百度は大量のデータによって、中国人の春節の習慣の変化を観察・記録する最も適切なプラットフォームになった。

90後が徐々に春節休日出勤組の中心に

同報告のデータから浮かび上がるのは、春節の伝統的な習慣・風俗に変化が起こりつつあることだ。飲食はさらに多様化し、「舌の上のグローバル化」が起こりつつある。娯楽スタイルはより個性的になり、オンラインの娯楽ニーズへの注目度が年々高まりをみせる。春節の移動はより便利で気軽なものになり、国内の人気観光地では三亜がトップ、海外旅行では飛行機で4時間ほどのエリアに最も人気がある。

「春晩」(春節を祝う中国の国民的年越し番組)の話題に関心を寄せる人々を年代別にみると、90後(1990年代生まれ)が44%を占めることが注目される。実際、昨年の春晩にツッコミを入れながら、今年の春晩の番組表を検索するのが、90後の間ではお決まりのパターンだ。

2020年の春節には、若い人々も仕事で悩むようになった。社会に出て働く90後がますます増え、彼らも徐々に春節休日出勤組の中心になってきた。同報告によれば、春節で「休日出勤」に注目する人を年代別にみると、90後は80%を占めて、連休中の時間外勤務を担う中心層になっているという。

同時に、若い人は仕事へのエネルギーが高く、「春節期間に仕事を探す」人のうち、90後が66%を占め、大量に社会に出始めた00後(2000年代生まれ)も24%を占めた。

「逆方向の春運」の注目度が6倍に

インターネット環境の変化、考え方や観念の変化により、春節のよくある「帰省難」の問題は緩和されるようになった。

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