中国の自由貿易試験区、感染拡大でも外資導入や開放の歩みは止まらず (2)

人民網日本語版 2020年03月26日15:31

2020年3月19日、ドローンで撮影した江蘇省の連雲港ふ頭での貨物積み卸しのにぎやかな様子。(撮影・王春。写真提供は人民図片)

(4)「資金調達の難しさ」が解決された。中国(河北)自由貿易試験区は金融機関と積極的に協調して対外貿易や他の外資系企業への融資の提供を増やし、関連当局と協調して感染症によって生じた損害支払いのニーズを優先的に処理した。

(5)「契約履行の難しさ」が解決された。中国(河南)自由貿易試験区は中国国際貿易促進委員会河南省委員会と積極的にマッチングをはかり、不可抗力証明書を発行し、企業が抱える感染症によって影響を受けたため国際貿易契約を期日通りに履行できないという問題を解決した。

商務部(省)自由貿易区港建設協調司の袁園副司長は、「現在の状況から考えて、自由貿易試験区の実務的な措置は企業の要請に応えたものであり、企業にとって焦眉の急の問題を解決し、企業活動・生産活動の再開を秩序よく推進し、積極的な成果を上げた。3月12日までに、20ヶ所を超える自由貿易試験区エリアの一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の業務再開率は100%に達したか、100%に迫っている」と述べた。

現在、中国(広東)自由貿易試験区南沙エリアでは、投資総額1600億元(1元は約15.6円)を超えるプロジェクト59件の着工の契約を集中的に行う取り組みが行われており、対象には複数の外資大型プロジェクトが含まれ、HSBC初のグローバル研修センターもそのうちの1つだ。

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング