西蔵(チベット)自治区日喀則市定日県のチョモランマ(エベレスト)観光スポットで撮影されたエベレストの壮麗な姿。(撮影・兪軍民。写真提供は人民図片)
アプリも数多く登場し、超高精細動画、クラウドゲーム、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)などの消費分野のアプリがより大きな広がりをみせる。車のインターネット(IoV)、インダストリアル・インターネット、医療などの重点分野ではテスト事業がさらに踏み込んで進められている。
2月21日、鍾南山院士が中国移動のクラウド型動画配信システムを通じ、雲南省玉渓市の新型コロナウイルスによる肺炎の重症者を遠隔診察した。5G遠隔診療システムによって何千キロも離れたところにいる専門家が戦「疫」の最前線に立つ臨床医に高精細で「対面」して救命治療の指導を行うことが可能になり、このような多方面が関わる診察、多学科が共同で行う診察は、診断をより専門的で効率の高いものにした。
4月8日、中国3大通信キャリアが「5Gメッセージ白書」を共同で発表し、共同で5Gメッセージ業務をスタートすることを明らかにした。5Gメッセージはスマートフォンにアプリをインストールする必要はなく、より複雑な場面での情報交流を可能にした。この新しい人とスマホの交流スタイルには無限の可能性が秘められている。たとえば、鉄道の切符が欲しい時には、予約サイト12306に日時と行程を送ると、切符がカードの形で表示され、それを軽くクリックすれば購入は完了する。ホテルやレストラン、タクシーの予約も同じように簡単だ。5Gメッセージには決済機能もついているので、決済時に決済アプリに移動する必要もない。