中国が5Gミリ波通信チップ開発に成功 コスト大幅削減、2年後に商用化へ

人民網日本語版 2020年06月18日14:54

中国工程院の劉韻院士がこのほど明らかにしたところによると、江蘇省南京市のネットワーク通信・セキュリティ紫金山実験室が4チャンネルのミリ波フェーズドアレイ無線機用のCMOS集積回路チップを開発するとともに、チップのパッケージとテストを完了し、1チャンネルあたりのコストが1千元(1元は約15.1円)から20元に低下した。また集積回路を用いた1024チャンネルアンテナ素子のミリ波大規模有線接続アンテナアレイのパッケージも行った。チップとアンテナアレイは2022年に5Gシステムで大規模商用化されることを目指すという。「証券時報」が伝えた。

華創証券は、「世界のあらゆる場所をカバーするブロードバンド通信ネットワークを構築し、電波が届かない場所をなくしたいなら、衛星通信を利用したブロードバンドと5Gミリ波通信という2つの『ツール』の商用化実現を推進しなければならない。ミリ波通信は周波数スペクトルの資源が豊富で、5G時代にはミリ波の周波数の利用が選択されており、通信速度は1車線から10車線に拡大したように速くなる。ブロードバンド衛星通信技術なら世界の隅々まで電波が届くことが可能になる」と指摘した。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年6月18日

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