21日、「二十四節気」の10番目・夏至を迎えた。夏至の後、3回目の庚の日は 「頭伏」と呼ばれ、一年で最も暑い時期である「三伏」を迎える。天文専門家によると、今年は7月16日が「入伏(頭伏)」で、三伏は40日間となる。新華社が報じた。
旧暦の節気には、二十四節気のほか、三伏、九九、入梅、出梅などもある。
中国天文学会の会員である天津市天文学会の史志成理事によると、三伏は初伏、中伏、末伏の総称。旧暦の規定では、夏至以降、中国では十干と十二支を組み合わせた60を周期とする「数詞」、干支の庚を含む「干支(庚子、庚申など)」が庚の日と呼ばれ、夏至の後、3回目の庚の日が初伏、4回目が中伏(または「二伏」)、立秋以降の1回目が末伏(または「三伏」)となる。
旧暦の規定では、2つの庚の日の間隔は10日であるため、初伏から中伏までの期間は毎年同じで10日間。ただ、末伏は、立秋以降の1回目の庚の日であるため、中伏から末伏までの期間は10日間の年もあれば、20日間の年もある。末伏と初伏の期間は一定で毎年10日間だ。
今年の三伏は、7月16日から7月25日が初伏、7月26日から8月14日が中伏、8月15日から8月24日が末伏となる。
史氏によると、三伏は小暑と大暑の間にあるため、一年で最も暑い時期となり、暑さ対策に注意が必要だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年6月22日