英メディア「英国は北京をすぐに見習うべきだ」

人民網日本語版 2020年06月23日16:41

英ニュースチャンネルのスカイニューズ電子版は、今回の感染拡大における北京市の対応には学ぶべきところが多いとし、「最も重要なのはスピード。対応策のどの段階にもこれが貫かれている。北京はまったく躊躇することなく学校を閉鎖し、ジムやバー、その他の場所に対しても制限策を実施した」と報じた。中央テレビニュースが伝えた。

同メディアは、「スピードはPCR検査規模を拡大するうえでも極めて重要だ。この2週間で、北京市は検査センターを26ヶ所新たに設置。検査能力を倍増させ、1日当たり延べ23万回の検査を行えるようにした。複数の対象者の検体をまとめて検査することで、1日100万人のスクリーニングが可能となっている。現時点で、すでに230万人が検査を受けた。それに加えて大規模な接触追跡も行っており、すでに数十万人の追跡を行った」と報道。さらに、「中国は英国とは違い、知恵を絞って接触追跡アプリを開発してはいない。それとは反対に、直接川上から手を付け、通信事業者にユーザーの位置情報データを提供するよう要求した」と指摘した。

スカイニューズの記者は記事のなかで、自身の体験にも触れた。この記者の中国人の同僚は、今回の感染拡大の前に新発地卸売市場から6キロ離れた場所で交通渋滞に巻き込まれた。それから8日後、この同僚はウイルス検査に行くよう促す通知を受けた。そしてこの間、この同僚のスマホ上では、健康状態を示すアプリ「健康コード」の表示が、「異常なし」を意味するグリーンから自宅待機を意味するオレンジに変わっていたという。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年6月23日 

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