中国太陽光発電業界協会によると、中国の太陽光発電産業の規模は上半期に持続的に拡大した。うち多結晶シリコンの生産量は前年同期比32.2%増の20万5000トン、シリコンチップは19%増の75GW、バッテリーピースは15.7%増の59GW、モジュールは13.4%増の53.3GWとなった。人民日報海外版が伝えた。
中国太陽光発電業界協会の王勃華副理事長は「新型コロナウイルス感染症の影響を受け、2月から3月上旬にかけて太陽光発電の製造側の全体的な生産能力利用率が低下したが、各地で操業再開が徐々に推進され、また関連優遇策が徐々に実施されたことで、製造側は第2四半期に正常な軌道に戻り、各段階の主要企業がフル生産・フル販売した。しかし輸出面を見ると、今年5月の太陽光発電製品の輸出額は前年同月比10.1%減の約78億7000万ドルだった」と述べた。
また太陽光発電所の建設コストが下がり続けている。モジュール、インバータなどの設備価格の低下を受け、中国今年上半期の太陽光地上発電所の初期全投資コストは1Wあたり4元(1元は約15.1円)以下に下がっており、2019年比で約13%下がっている。
王氏は、「太陽光発電産業は下半期にさらに成長し、リーディングカンパニーが生産拡大を加速し、時代遅れの生産能力及び小型工場の撤退がペースアップする。また『充電ポール+太陽光発電』『超高圧+太陽光発電』『ビッグデータセンター+太陽光発電』などの応用が、太陽光発電産業により広い発展スペースをもたらす」との見方を示した。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年7月27日