免疫力アップで中医薬製品が人気 取引額200%増も

人民網日本語版 2020年07月30日15:29

7月に入ってから、中医薬の老舗の北京同仁堂では、一部の中医薬サプリメントの価格が前年同期比8-10%値上がりした。その原因は何か。

同仁堂直営店の店員の話によると、「7月1日から、店にある多くの中医薬製品は販売価格を引き上げた。サンシチニンジン(三七人参)はいろいろな規格があるが、軒並み10%前後値上げした。サンシチニンジンの贈答用パッケージはこれまでの1箱1980元(1元は約15.0円)から2180元になり、値上げ幅は10%を超えた。セッコク(石斛)も同じように値上げした」という。

同仁堂のある店舗ではセッコクが3080元で販売されているが、以前は2800元だった。別の店舗を訪れると、このほか西洋人参、ナマコ、ツバメの巣なども値上げされていた。西洋人参は1箱1380元から1499元になり、ツバメの巣は1箱3680元から3980元になり、値上げ幅は8%だった。

北京同仁堂の責任者は、「今は中医薬製品を購入する人が確かに多い。みんな免疫力をアップする必要に迫られているからで、うちで扱っている製品の売れ行きは好調だ」と話した。

オフラインの薬局だけでなく、オンラインプラットフォームでも栄養補給食品の売り上げが伸びている。某ECプラットフォームの関係責任者は、「ショッピングイベント『618』の期間中に、ツバメの巣やクコなどの栄養補給食品の取引額が前年同期に比べて200%以上増加した」と話した。

データをみると、今年上半期に新たに設立されたサプリメント関連企業の数は34万8千社に上り、同25.67%増加した。資本市場では7月24日現在、栄養補助食品・健康補助食品を主業務とする中医薬関連銘柄のリーディングカンパニーの片仔■(やまいだれに黃)の株価が今年初めの109元から188元に上昇し、上昇率は73%に達した。サプリメント関連銘柄のリーディングカンパニー数社の株価平均上昇率も30%を超えた。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年7月30日

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