独居老人宅に「思いやりのチャイム」を設置 新疆ウルムチ

人民網日本語版 2020年08月04日10:48

新疆維吾爾(ウイグル)自治区烏魯木斉(ウルムチ)市にある幸福城市花園社区(コミュニティ)は8月1日から、独居老人宅に「逆方向チャイム」を設置し始めた。一人暮らしの高齢者が、より便利に日々の生活を送り、自宅に籠りがちな彼らにとって不便なことを解決するのが狙いという。中国新聞網が伝えた。

設置された「逆方向チャイム」を使う高齢者(撮影・張潔)。

ウルムチ市では7月17日、コロナ感染の再発により再び都市が「一時停止ボタン」を押された状態となっている。新型コロナウイルス感染症と最前線で闘う人々は振り返ることなく、前進し、昼夜の別なくウイルスと闘っている。厳しい最前線での闘いにおいても、彼らは感染防止における「愛と思いやり」を決して忘れることなく、高齢者がいつもの生活を送れるよう力を尽くしている。

独居老人の在宅時の安全と生活を保障するため、8月1日から、ウルムチ市幸福城市花園コミュニティは、高齢者がコミュニティと連絡を取りやすいように、彼らの住宅に「逆方向チャイム」を設置し始めた。

8月1日、独居老人宅に「逆方向チャイム」を設置し始めたウルムチ市幸福城市花園コミュニティ(撮影・張潔)。

ウルムチ市天山区幸福城市花園コミュニティ党総支部書記の張潔氏は、「今回の独居老人宅への逆方向チャイム取り付けは、高齢者の生活習慣に合わせて、手が届く場所にチャイムを設置した。必要な時に、安全かつ速やかに担当幹部に連絡を取ることで、幹部はその家に駆け付けて困難や問題を解決することができる。同時に、高齢者の日常生活の安全を確保することもできる」と紹介した。

ウルムチが在宅隔離措置を講じてから半月の間、同コミュニティの住民担当幹部とボランティアは、毎日、独居老人のために買物代行や薬の調達を行い、高齢者の隔離期間中の身体的安全を確保した。この「思いやりのチャイム」を設置した後は、高齢者に何か問題が生じた際も、すぐにチャイムを押すだけで、コミュニティの幹部やボランティアが自宅に駆け付けてくれることになる。(編集KM)

「人民網日本語版」2020年8月4日

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