「中国◆硯の里(◆はさんずいに兆)」と讃えられる甘粛省定西市岷県でこのほど、硯職人の許哲さん(48)が、重さ1トンに達する「紅楼夢硯」と名付けた作品を披露した。この硯は、5人の硯職人の手で、7ヶ月あまりの歳月をかけて、原石に彫刻・磨き・つや出し加工など十以上の工程を経て制作された作品で、「紅楼夢」に登場する賈宝玉が玉を砕くシーンや大観園にやって来た劉ばあさん、林黛玉が庭で花びらを葬るシーンなど有名な場面を厳選し、リアルな彫刻で再現している。中国新聞網が報じた。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年8月4日