ルックスを気にする多くの女性にとって、真夏は1年のうちダイエットの正念場を意味する。スカートをはいても贅肉を見せないよう、多くの女性が食事制限によるダイエットを選ぶ。さまざまな果物は彼女たちが最もよく口にする食事代替品になる。しかし意外なことに、果物によってはそれが逆効果になることもある。重慶晨報が伝えた。
食事の代わりに果物を食べるダイエットは本当に効果的なのだろうか。大坪病院栄養科の専門家は「果物に含まれる果糖も体脂肪の蓄積をもたらす。食事の代わりに果物を食べても体重と体脂肪を減らせるとは限らない。しかも果物の栄養価は単一的で、水分と糖分が多く、そして少量のビタミン、タンパク質繊維が含まれる。人体の正常な新陳代謝に必要なカルシウム、鉄分、亜鉛などの微量元素が満たされない」と述べた。
専門家によると、果物は確かにダイエットにプラスだが、完全に食事の代替品にはならない。「また果物の選択も重要だ。一部の果物は脂質が肉よりも多く、これを食事の代わりにすれば逆効果になるだろう。ダイエットに最適だとされているアボカドのカロリーは豚肉より多いほどだ。豚肉の赤身のエネルギーは100グラムあたり143キロカロリーに対して、アボカド100グラムは160カロリーだ。またアボカドの脂質含有量は15−30%と高い」という。
ダイエット中の人にとって、果物は野菜の代わりにならない。専門家は、果物の甘さやカロリーに関わらず、毎日の摂取量を200−350グラムに抑え、野菜の摂取量を500グラムとし、さまざまな種類を食べるべきと提案した。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年8月25日