珠江口盆地、厚さ400メートル超の油ガス層を発見

人民網日本語版 2021年02月02日13:40

中国海洋石油集団有限公司は25日、中国の珠江口盆地で油ガス層の厚さが400メートルを超える「恵州26-6油ガス田」を発見したと発表した。確認埋蔵量は石油換算で5000万立方メートルで、すでに自然資源部(省)油ガス埋蔵量評価・審査弁公室の査定を受けている。香港から200キロメートル弱と近いことから、この最新の重要な油ガス発見は、粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、 中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市圏)のエネルギー保障能力の強化に対して現実的な利便性、有利な条件を持つとされている。科技日報が伝えた。

「恵州26-6油ガス田」は香港から南東に162キロメートル離れた珠江口盆地に位置する。平均水深は約113メートル、掘削ドリルによる油ガス層の厚さは約422.2メートル。中国の珠江口盆地における単独探査で見つかっているうち最大の油ガス田だ。

中国海油深セン分公司の総地質師である高陽東氏は、「『恵州26-6油ガス田』で発見された油井の試験的な原油生産量は1日あたり500立方メートル以上、天然ガスは60万立方メートル以上にのぼっている。その天然ガスは上陸後、粤港澳大湾区の各世帯に尽きることなく送り込まれ、『グリーンでエコロジーなベイエリア』の建設に向けより多くのクリーンエネルギーを供給する。同油ガス田は稼働開始後、非常に大きな社会的・経済的効果をもたらし、南中国海東部油田の2000万トン増産に向け資源保障を提供する」と述べた。

南中国海東部油田は画期的に複雑な油ガス埋蔵の地質作業体制を形成した。「恵州26-6油ガス田」の埋蔵資源の開発に向け重要な技術保障を提供し、南中国海東部海域の潜丘構造の探査の歴史的な進展を実現した。

「恵州26-6油ガス田」は南中国海東部海域の潜丘構造の40数年にわたる商業油ガス田開発ゼロの歴史に一挙に終止符を打ち、潜丘構造の探査の高い将来性を示した。南中国海東部油ガス田は現在、中国の重要な海上油ガス生産拠点になっており、25年連続で油ガス生産量が1000万立方メートルを超え、6年連続で1500万立方メートルを超えている。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年2月2日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング