国際オリンピック委員会(IOC)はこのほど、公式サイトで、今夏の東京五輪と来年2月の北京冬季五輪で、ロシアの選手は、ロシア・オリンピック委員会の略称「ROC」のエンブレムを配した旗を用いることを定めたと発表した。中央テレビニュースが報じた。
画像はロシア・オリンピック委員会のサイトから
ロシアメディアの最近の報道によると、ロシア代表チームは五輪に参加する際、ロシア・オリンピック委員会の旗を使用する予定で、そこにはロシアの国旗の要素をはっきりと見てとれる。
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は昨年12月、2014年ソチ冬季五輪で組織的なドーピングがあったとして、ロシア選手団を2022年12月まで、オリンピックとパラリンピックを含む主要国際大会から除外する裁定を下した。ロシアの選手やチームは、ドーピングをしていないことや検査結果を隠蔽していないことを証明できる場合、「中立選手」として参加できるものの、ロシアの国歌や国旗、国家の名称などを使用することはできない。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年2月20日