先週、中国のほとんどの地域の気温が大幅に上昇した。しかし、22日からは、寒気の「逆襲」となり、22日から3日間は、それが勢いを保ったまま南下し、中東部エリアでは雨や雪となり、ここ数日上がっていた気温が一気に下がりそうだ。中国天気網が報じた。
22日から、寒気が少しずつ南下し、南よりの暖湿気流と交差し、中東部エリアで雨に変わりそうだ。中央気象台の予報によると、今後数日、中国で雪が降る地域は、依然として新疆維吾爾(ウイグル)自治区北部や西部、内蒙古(内モンゴル)自治区、東北エリア一帯に集中しそうだ。しかし、雨が降る範囲は目に見えて拡大し、西南エリアから少しずつ南方エリアの大部分の地域へと広がっていきそうだ
江南のほとんどの地域や西南エリア東部などの一部の地域では22日に小雨となり、局地的にやや強い雨となりそうだ。
今月18日以来、中国中東部エリアの気温は、一気に上昇して、華北エリアから江南エリアまでの各地で今年に入って最高の気温を記録。特に、20日と21日は、華北エリアや黄淮エリアの多くの地域で、2月のこの時期としては過去最高の気温を記録した。21日午後5時の時点で、太原(22.8度)、北京(25.6度)、天津(23度)、西安(26.5度)、鄭州(28.3度)などで、2月のこの時期としては過去最高の気温を記録した。
しかし、22日から3日間は、中国の東北エリアから長江中・下流のほとんどの地域で気温が6‐10度下がり、華北エリア、黄淮エリア一帯では、15‐20度も下がりそうだ。つまり、先週は気温が急上昇したものの、今週はその上昇した分が急降下することになる。例えば、鄭州の21日の最高気温は約27度だったものの、24日の最高気温は7度ほどにまで、急降下しそうだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年2月22日