今年の「中欧班列」(西安)輸送数2万車両超 欧州への貨物が激増

人民網日本語版 2021年02月23日16:25

ジュース、プラスチック製品、生活用品などを貨物車両50両に満載した国際定期貨物列車「中欧班列」(西安)の「X9041号」が、22日に中国鉄路西安局集団有限公司の新築駅から新疆維吾爾(ウイグル)自治区霍爾果斯(コルガス)に向けて出発した。これにより、2021年の「中欧班列」(西安)で貨物を輸送した車両は2万車両の大台を突破し、前年同期比52.3%増加した。中国新聞網が伝えた。

「中欧班列X9041号」が西安新築駅を出発した。(撮影・唐振江)

世界が新型コロナウイルス感染症の状況にある中、中国から欧州への各種の物流輸送ルートも異なる程度の影響を受けた。「中欧班列」はこの間、陸上輸送ルートの「鋼鉄のキャラバン」として、中欧諸国・沿線国のスムーズな物流と物資の安定した供給を保障し、中国市場の優位性と中国国内需要のポテンシャルを十分に発揮させ、国内と国際的な2つの循環「双循環」が相互に作用し合う新たな発展構造を構築する上で重要な役割を果たした。

説明によると、21年に運行がスタートした「中欧班列」(西安)が運ぶ貨物は主に自動車部品、太陽光発電製品、電子製品、日用雑貨、防疫物資などだ。このうちドイツ、ポーランド、リトアニアなど欧州諸国への貨物輸送量は前年同期比168%増加し、「中欧班列」沿線国の経済発展、サプライチェーンの安定に確かな保障を提供したという。

「中欧班列X9041号」が西安新築駅を出発した。(撮影・唐振江)

現在、西安-欧州間を往復する「公共班列」が1日4本の常態化した運行を行い、「ドイツ快速路線」の運行により、この路線の始発から終点までの輸送時間が15-18日から10-12日に短縮された。今後は西安鉄路コンテナセンター駅がもつ集散地としての優位性と新たに構築された物流拠点「ふ頭」の役割によって、西安国際港湾業務区と共同で食料、板材、電器製品など復路の安定的な貨物の供給源を開拓し、西安新築中欧班列集積センターを構築し、「中欧班列X9041号」に良好な倉庫貯蔵と輸送の環境を提供する。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年2月23日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング