「5、4、3、2、1、離陸」。担当者の指示を受け、垂直離着陸固定翼無人機が克拉瑪依五五新鎮サービスエリアから離陸し、指定ルートの全ルート自動巡回点検を開始した。80分後、50キロメートルに及ぶ高速道路の巡回点検を完了した。
新疆交投天北高速公路有限責任公司による高速道路無人機自動巡回点検テスト飛行が18日、成功した。これは新疆高速道路が無人機スマート巡回の段階に入り、高速道路の巡回点検に「スマートな目」を与えることを意味する。
無人機は離陸後、システムが設定したルートと流れに基づき自ら飛行し巡回点検を行う。高精度測位技術により複数の無人機と連携し、さらには編隊を組み、操縦者にコンピューターによる可視化管理を提供する。さらに人工知能(AI)識別技術が巡回点検データに基づき異常データバンクを構築し、時系列管理を実行する。同時に画像をリアルタイムで指揮ホールに送り、アプリケーションによる巡回点検の自動処理を行う。自動的に道路の落石、路面の損壊、山崩れなどの路面の危険を発見し、巡回点検報告書を作成する。
新疆交通運輸庁道路網モニタリング・緊急措置センターの趙勇センター長は、「新疆は面積が広く、無人地帯が多い。人の手で路面状況の巡回点検を全天候型で行う場合、道路管理の巡回といった多くの制限がある。無人機でこの面の不足を補い、先進技術を駆使することで一般の人々により良いサービスを提供する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年4月20日