北京航空航天大学の無人機「馮如3号」は先ごろ、30時間6分42秒連続で飛行し、25-100キロ級燃料動力無人機の航続時間の世界最高記録を樹立した。国際航空連盟(FAI)のオブザーバーは現場で飛行時間と飛行活動の有効性を確認し、同記録はFAIから正式に認定された。人民網が伝えた。
情報によると、同無人機は北京航空航天大学北京学院及び馮如書院の大学1、2年生30人余りが自主的に研究開発・生産・製造したものだ。同無人機の翼長は約10メートルで、全体が黒の塗装。尾翼には鮮やかな五星紅旗と北京航空航天大学の校章が描かれている。機体はやや短く流線型で、潜水艦に似ている。全機が高強度複合材料で作られており、後部にプロペラが設置されている。燃料満タン時の総重量は75.44キロ。
25-100キロ級の固定翼燃料動力無人機の航続時間の世界最高記録を創るためには、揚抗比を十分に高め、さらに構造の重量を大幅に軽量化し、燃料が占める割合を高めることで、長時間飛行の信頼性を確保しなければならない。これは技術的に非常に難しいことだ。
今回新記録を樹立した飛行活動は、国家体育総局安陽航空運動学校で行われた。同機は安陽航空運動学校の上空300メートルを旋回し、飛行中に給油は許可されなかった。同機は規定の燃料量で、同等の重量・等級・動力の無人機のなかで航続時間の世界新記録を樹立した。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年10月11日