中国国家航天局(宇宙局)が24日に明らかにしたところによると、「中国国家航天局とロスコスモスが国際月科学研究ステーションの共同建設に関する共同声明」が発表された。新華社が伝えた。
声明は、中露両国の月及び深宇宙分野の協力に関する自信と決意を示した。声明は、国際月科学研究ステーションはすべての興味を持つ国、国際機関、国際パートナーに向け開放される。国際月科学研究ステーションの計画、論証、設計、研究・製造、実施、運営などの面における協力を展開するとともに、プロジェクトの各段階、任務の各レベルにおいて、実物と非実物の形式で国際月科学研究ステーションの協力に参加することを歓迎する。
国家航天局の呉艶華副局長は、「中国、ロシアはその他の国際パートナーと共に国際月科学研究ステーションを共同建設する。国際月科学研究ステーションは中露両国が国連による宇宙活動の持続可能な発展を促進するための新たな重要貢献だ。中国国家航天局とロスコスモスは共に話し合い、共に建設し、共に分かち合うという原則を守り、国際月科学研究ステーションの広範な協力を推進し、人類の宇宙テクノロジー発展と経済・社会の進歩を共に推進する」と述べた。
中露両国の宇宙機関は2020年7月、国際月科学研究ステーションの協力を決定した。中露両国政府は2021年3月に「国際月科学研究ステーションの共同建設に関する了解覚書」に署名し、国際月科学研究ステーションの協力を開始した。中露両国の計画によると、今後はさらに「国際月科学研究ステーション実施ロードマップ」を発表し、及びその他の興味を持つ国または国際機関の加入手続きを明確にする。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年4月26日