諸外国でも認められ始めた中国製ワクチンの接種証明、隔離免除も

人民網日本語版 2021年06月17日14:00

中国医薬集団(シノファーム)と科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製の新型コロナウイルスワクチンが、世界保健機関(WHO)の緊急使用リストに追加され、中国のワクチンの安全性、有効性、便宜性が十分に証明されるようになっている。そして、中国製ワクチンの接種証明も多くの国が入国を認めるようになっている。中国新聞網が報じた。

ギリシャの新型コロナウイルス専門家委員会はこのほど、ファイザーやモデルナ、アストラゼネカ、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のワクチンのほか、その他一部のワクチンの接種証明所持者の入国を認める決定を発表した。それには、シノバックとシノファーム、康希諾生物(カンシノ)のワクチンも含まれていた。上記のワクチンを接種している渡航者はギリシャに入国する際、PCR検査「陰性証明」を提示する必要はない。

6月1日、北京市大興区にあるシノバックの工場で、新型コロナウイルスの不活化ワクチンパッケージラインで、箱を開けて登録のためのスキャンを行う作業員(撮影・侯宇)。

キプロス政府は5月に、シノファームのワクチン接種者は検査や隔離なしで入国できると発表した。

スペイン政府は6月7日から、欧州連合(EU)、またはWHO公認の新型コロナウイルスワクチンを接種した外国人渡航者は、無制限でスペイン入国できると発表した。

5月7日、韓国仁川国際空港で実施されている厳格な防疫措置(撮影・劉旭)。

韓国政府は6月13日、7月1日から、一定の条件を満たした渡航者は、入国後の隔離を免除する方針を決定した。WHOの緊急使用リストに入っているファイザー、ヤンセンファーマ、モデルナ、アストラゼネカのほか、シノファームとシノバックのワクチンを海外で接種した人もその対象となる。

2月24日、バンコクのスワンナプーム国際空港に到着したタイ政府が購入した第一陣のシノバックの新型コロナウイルスワクチン。飛行機を出迎えたタイのプラユット・チャンオチャ首相やアヌティン副首相兼保健相、在タイ中国大使館の楊欣代理公使(撮影・王国安)。

タイのプーケット島では7月1日から、新型コロナウイルスワクチンを接種した外国人旅行者を隔離免除で受け入れる実証試験「観光サンドボックス」が始まる。受け入れ条件には、新型コロナウイルスワクチンの接種証明提示が含まれており、接種ワクチンはタイ政府、またはWHO公認のワクチンでなければならない。現時点で、タイ保健省食品医薬品局に登録済みの新型コロナウイルスワクチンはシノバック、アストラゼネカ、J&J、モデルナ、シノファームのワクチンの5種類。

統計によると、中国の新型コロナウイルスワクチンは90ヶ国・地域以上で、販売、または緊急使用が始まっており、その安全性と有効性が証明されている。中国のワクチンは世界の人々にさらに多くの選択肢を提供している。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年6月17日

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