男女61.3%が「1週間に3回以上夜更かし」 中国

人民網日本語版 2021年07月16日16:53

このところ、若者の夜更かしという現象がやや目立つようになっている。中国青年報社社会調査センターがこのほど1536人を対象に実施した調査では、回答者の61.3%が「1週間に3回以上夜更かしする」と答えた。夜更かしの習慣を改めるのが難しい理由については、58.6%が「仕事や生活のプレッシャーが大きく、やる事が多い」、58.5%が「寝る前にスマホをいじるのが習慣になっていて、いつの間にか遅い時間になっている」と答えた。中国青年報が報じた。

回答者のうち、00後(2000年以降生まれ)が14.9%、90後(1990年代生まれ)が40.9%、80後(80年代生まれ)が36.2%、70後(70年代生まれ)が6.8%、60後(60年代生まれ)が1.2%だった。

46.4%が「就寝は通常夜中の12時を過ぎてから」

「00後」の諾珉さんが眠りにつくのは通常、夜中の12時を過ぎてからで、1週間に4-5回は夜更かしするという。「夜のほうが静かで、何かを考えるのに適していると感じることがある。でも、翌日の勉強の効率が悪くなるのは確か」と諾珉さん。

調査では、回答者の46.4%が「就寝は通常夜中の12時を過ぎてから」と答え、61.3%が「1週間に3回以上夜更かしする」と答えた。

夜更かしする理由で一番多かったのは「ドラマ鑑賞やゲームなどの娯楽」で56.9%。以下、「勉強・仕事」(43.0%)、「なかなか寝付けない」(34.8%)、「家事」(29.6%)、「子供の勉強の付き添い」(28.1%)、「自分を『充電』するための勉強」(21.1%)、「単に早く寝たくないだけ」(16.8%)と続いた。

大学生の羅利健さんは、「今の若者の間で夜更かしは普通のこと。健康志向の人もいるけど、少ない。もし誰かに『9時か10時には寝る』と言うと、必ず驚かれるだろう」と話す。

59.7%「寝る前は電子機器をあまり使わないように」

諾珉さんは、「夜更かしの習慣を改めようとチャレンジしたこともあるものの、続かなかった。電子機器の誘惑が大きいのが一番の理由。それに勉強も忙しい。その他、みんな寮に住んでいるので、勉強や休息の習慣は周りの人の影響も受ける。自分だけ早く寝たいと思っても、そうするのは難しい」と話す。

調査では、回答者の94.5%が「夜更かしの習慣を改めようとチャレンジしたことがある」と答えたものの、「成功した」との回答は37.4%にとどまった。

夜更かしの習慣を改めるのが難しい理由について、回答者の58.6%が「仕事や生活のプレッシャーが大きく、やる事も多いため、早く寝ることはできない」、58.5%が「寝る前にスマホをいじるのが習慣になっていて、いつの間にか遅い時間になっている」、52.8%が「日中は生活のリズムが速いので、夜遅くまで起きてストレス解消している」と答えた。その他、「健康的な生活をすべきだという自己管理意識に欠けている」(35.6%)、「夜更かしするとどんな影響があるかという知識に欠けている」(30.5%)、「科学的な睡眠スタイルに対する知識に欠けている」(19.0%)などもあった。

夜更かしの悪影響について意識するようになった羅さんは、生活習慣の改善にチャレンジし、「今は夜11時になると、『もう遅い』と感じるようになった。やらなければならないことがない限り、10時半までには就寝するようにしている。翌朝は8時になると自然に目が覚める」と話す。

夜更かしの習慣を改める方法について、回答者の59.7%が「寝る前は電子機器をあまり使わないようにする」、58.6%が「よく気分転換をして、心身をリラックスさせる」、53.1%が「メリハリのある生活のリズムをキープする」、50.5%が「合理的に時間を使い、仕事や勉強の効率を上げる」、43.4%が「一定の運動量をキープする」、38.9%が「規則正しい生活をする」を挙げた。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年7月16日

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