中国AI市場支出が今年は82億ドルに

人民網日本語版 2021年09月08日08:15

IDCはこのほど「2021年V2世界人工知能支出ガイド」を発表した。IDCは、世界の人工知能(AI)市場の支出は2021年に850億ドル(1ドルは約109円)に達し、2025年に2000億ドルまで拡大すると予想した。5年間の年平均成長率は約24.5%。2025年の世界のAI関連支出の約8%が中国市場からとなり、その市場規模は世界9エリアのうち3位になるとしている。

第14次五カ年計画(2021-25年)綱要は、「次世代AI」を議題の重点として取り上げた。新インフラやデジタル経済などの持続的にメリットをもたらす政策の働きかけを受け、中国のAI市場が着実に発展させる計画だ。最新の予測によると、中国の今年のAI市場における支出は82億ドルにのぼる。2021年から2025年にかけての5年間の予測期間内に、中国AI市場関連支出総量は年平均22%前後で拡大し、2025年には160億ドルを超える見通しだ。

技術的に見ると、現段階について言えば中国市場には先にハードに投資する傾向があり、かつAIモデルの訓練及び予測においてGPUを始めとする異種サーバの価格がCPUを大幅に上回り、中国の約7割のAI市場関連支出がハードによるものとなっている。中国のAI市場のさらなる発展と成熟に伴い、ハードが占める割合は2025年には57.5%に低下し、ソフトウェア及びサービスがよりハイペースで市場規模を拡大するとみられている。

また業界を見ると、IDCはAI市場の19の垂直業界の持続的な追跡研究を通じ、政府、金融、製造、通信の4大業界の支出が市場全体に占める割合が2025年には59%以上にのぼり、政府及び金融業界が中国のAIの重要分野になると予想した。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年9月8日 

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング

  • 全部
  • 経済
  • 社会
  • 政治