商務部(省)が16日に行われた定例記者会見で明らかにしたところによると、上海協力機構(SCO)が発足してからの20年間、地域の経済協力は発展を続け、中国とSCO加盟国との貿易額は20年で20倍増加するとともに、投融資協力、相互接続などの面で積極的な進展を遂げた。新華社が伝えた。
今年はSCO創立20周年であり、SCO加盟国首脳理事会第21回会議が9月16日から17日にかけてタジキスタンの首都ドゥシャンベで行われる。
商務部の束珏婷報道官は、「2001年の中国とSCO加盟国との間の貿易額は120億ドル(1ドルは約109.9円)だったが、2020年になると2450億ドルになり、20年間で20倍増加した。今年1-7月は1806億ドルで、増加率は41%に達した。中国とSCO加盟国との貿易成長はスピードアップした」と述べた。
このほか投融資協力も実を結んだ。今年7月末現在、中国とSCO加盟国との各種投資総額は700億ドルを超え、石油・天然ガス、電力、化学工業、農業、民生関連の多くの大型プロジェクト建設を支援した。
束報道官の説明によると、今年7月末現在、中国企業がSCO加盟国で請け負ったプロジェクトの金額は2900億ドルを超えた。SCOは国際定期貨物列車「中欧班列」が必ず経由するエリアでもあり、今年1-8月の「中欧班列」運行本数は前年同期比32%増加して1万本を超え、グローバル産業チェーン・サプライチェーンの安定を力強く保障した。
SCOのイノベーションメカニズムによって「ステージ」が構築された。中国は各方面と共にSCOの銀行連合体、実業家委員会、経済シンクタンク連盟などのメカニズムを構築し、産学研協力を推し進めた。
束報道官は、「今後、中国はSCOの各加盟国と共に努力して、SCOの地域経済協力がより多くの実務的成果を上げるよう絶えず推進する」と述べた。
SCOは2001年6月15日に上海で発足した。加盟国は中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンを含む8ヶ国で、現在の世界で領土の面積が最も広く、擁する人口が最も多い総合的地域協力組織となっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年9月17日
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