先端設備産業の質の高い発展を全力で推進するため、上海市はこのほど「上海市先端設備産業発展『十四五』計画」を発表した。2025年までに、世界的な影響力を持つ先端設備イノベーション成長源と中核技術の発展の地を大まかに構築するとした。産業規模は7000億元(1元は約17.9円)を突破し、市級特色産業パークは20ヶ所以上にのぼる。国家・市級企業技術イノベーションセンターを100ヶ所建設し、実現する初の基幹設備・中核部品は300を超える。新興技術と先端設備の融合の度合いがさらに深まり、先端設備市級スマート工場を40以上建設する。人民日報海外版が伝えた。
上海市の昨年の先端設備産業の工業生産高は5800億元で、市全体の工業生産高に占める割合は15%だった。
上海は現在、ロボット産業の規模で全国をリードしている。今年第1-3四半期の産業ロボット生産台数は5万台以上で、全国の生産台数の約4分の1を占めた。世界のロボット製造トップ4のABB、ファナック、KUKAなどが上海での投資を持続的に拡大している。現地のロボット生産のリーディングカンパニーの新松や新時達などが加速的に台頭している。第1-3四半期のサービスロボットの生産高は前年同期比80%増で、医療、ビジネス、民生などの分野における応用シーンに進出し続けている。サービスロボットは第14次五カ年計画期間(2021-25年)に一般家庭に普及する見込みだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年12月22日