栄養豊富で健康的な食事とは?中国栄養学会が作成した「中国住民食事ガイドブック」が6年ぶりに改訂され、26日に発表された。新華社が伝えた。
同ガイドブックは前版の6つの中心的な推薦を踏まえ、「規則正しい食事、十分な水分補給」「調理・選択に長け、ラベルを読める」という2つの食事準則を新設した。同ガイドブックは、規則正しい食事は合理的な食事を実現する前提として、1日3食、定時・定量、度のある飲食を合理的に計画するとした。そして2食の間に4−6時間あけ、朝食をとる時間は15−20分、昼食と夕食は20−30分にする。朝食のカロリーは1日全体の25−30%、昼食は30−40%、夕食は30−35%。成人は毎日コップ7−8杯の水またはお茶を飲むことを薦めるとした。
同ガイドブックは、食物の栄養素密度を理解することを提案した。一般的に言えば、色の濃い新鮮な果物と野菜、肉の赤身、鶏卵、全粒穀物が栄養素密度の高い食品だ。キャンディーなどの栄養価が低い食品をあまり食べないほうがいい。旬のもの、現地の食品を利用する。新鮮な食材は栄養を最大限に留められる。
商品の選択時にはラベルを読めるようにする必要がある。原材料名と栄養成分表示により食品を選択し、また「高カルシウム」「低脂肪」「食物繊維豊富」などのフレーズに注目する。食品の調理は蒸し、煮込み、炒めを多用し、焼き、揚げを抑える。ネギ、生姜、ニンニクなどの天然香料と電子レンジや電磁調理器など油煙の少ない調理道具を多用する。それにより、油分の使用と高温による発がん性物質の生成を減らせる。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年4月28日