国家衛星気象センターは15日、「風雲3号E星(黎明星)」のシリーズ地上応用システム製品を正式発表した。
今回は風雲3号E星の業務化運営後初の製品発表となる。これには風速場測量レーダー海面風速場製品、海氷モニタリング製品、夜間照明製品、GNOS星食海面風速場製品、大気製品、長波放射放出製品、陸地表面温度製品、降水検査測定製品、太陽画像、宇宙天気環境などが含まれる。
風雲3号E星の夜間照明製品(画像提供は国家衛星気象センター)
これらの製品の応用により、風雲衛星製品の質がさらに上がり、「世界的なモニタリング、世界的な予報、世界的なサービス」を効果的にサポートするとともに、「一帯一路」(the Belt and Road)建設支援において重要な役割を担う。
風雲3号E星は2021年7月5日に打ち上げられた世界初の民間用トワイライト軌道業務衛星だ。衛星には新たに研究・製造された3台の機器を含む11種のペイロードが搭載されており、世界数値天気予報モデルの朝・夕方の衛星観測資料の不足を補った。風雲3号E星とその地上応用システムが今年6月1日、業務試験運営に入った。同衛星と風雲3号C星及びD星が3基によるネットワークを構築した。6時間毎に数値予報モデルに世界を完全にカバーする観測資料を提供し、世界数値天気予報の精度と効率を効果的に高めており、世界の地球観測システムのさらなる整備・拡充に対して重要な意義を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年6月16日