高校時代の陳時鑫さん。
2018年、陳さんは南京大学に合格し、希望通り集積回路設計・システムインテグレーションを専攻。「たゆまず努力する精神が込められた中国製のチップを設計する」ことをポリシーにして、大学の4年間に、各種奨学金や証書を次々と獲得した。そして、勉強しながらアルバイトもして、そこに奨学金を加えて、学費と生活費をすべて自分で支払った。
陳さんは、「今後は、故郷に倍返しで恩返しをしたい。これまでずっと勉強できたのは、家族の支え、先生たちの辛抱強い指導、親切な人の助けがあったからにほかならない。僕に助ける能力ができたときは、必ず他の人の助けになって、愛のバトンを繋ぎたい。ある親切な人が、何年にもわたって僕に経済的援助をしてくれた。今でも、その人たちと手紙で連絡を取っており、良き友人となっている」と話す。
そして、「勉強するために経験してきた苦労や努力ではなく、自分の学業や成果が注目される日が来ることを願っている」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年6月22日