6月26日に撮影された海油プロジェクト天津スマート化製造拠点。(撮影・趙子碩)
中国初の海洋油ガス生産設備スマート製造拠点「海油プロジェクト天津スマート化製造拠点」が6月26日、正式に稼働開始した。これは中国海洋油ガス設備業界のスマート化モデル転換の重要なブレイクスルーを示している。新華社が伝えた。
海油プロジェクト天津スマート化製造拠点のプレハブ工場で6月26日、研磨ロボットを操作する作業員。(撮影・趙子碩)
同拠点の総面積は約57万5000平方メートル。中核施設には3つのスマート生産センター、7つの補助生産工場、8つの総組立エリアが含まれる。設計年間生産能力は8万4000トン。全長1631メートルで、大型海洋プロジェクト船舶及び浮体式油ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)の停泊に適した良質な埠頭資源を持つ。自動切断、自動研磨、スマートペアリング、スマート溶接、スマート倉庫などの先進的なスマート生産設備を400台余りが応用されている。材料の入荷から線引き、ペアリング、研磨、溶接などの生産工場プレハブプロセスのスマート化を実現。板材の自動切断率は90%に、甲板自動溶接率は70%にのぼり、全体的な生産効率は従来のモデルを20%以上上回る。
海油プロジェクト天津スマート化製造拠点のプレハブ工場で6月26日、溶接ロボットする作業員。(撮影・趙子碩)
同拠点は将来、油ガス生産プラットフォーム及び上部モジュール、FPSOモジュール、液化天然ガス(LNG)モジュールなどの先端海洋プロジェクト製品を重点的に発展させる。海洋プロジェクトスマート製造、油ガス運営・保守スマートサポート、海洋プロジェクト技術オリジナルイノベーション・研究開発プラットフォームなどの機能を一体化した総合的拠点を建設する。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年6月27日