スマート型無人システム母船(画像提供は取材先)
世界初のスマート型無人システム母船が18日、広州市で進水した。同船は中国南方海洋科学・工学広東省実験室(珠海)所属で、世界初の遠隔制御及び開けた水域での自動航行の機能を持つ科学調査船になる。科技日報が伝えた。
スマート型無人システム母船は「i-ship」というスマート船級コードを持つことになり、搭載されている重要設備の国産化率が高く、動力システム、推進システム、スマートシステム、調査作業サポートシステムなどの中核要素のすべてが中国国産のものだ。
スマート型無人システム母船の全長は88.5メートル、型幅は14.0メートル、型深は6.1メートル、設計喫水は3.7メートル、設計排水量は約2000トン、最大航行速度は18ノット、経済速度は13ノット。同船には広い甲板があり、異なる観測装置を搭載した空・海・潜無人システム装備品を数十台搭載できる。目標海域で大量に投入し、タスク指向型のアダプティブ・ネットワーキングを行い、特定標的の立体的でダイナミックな観測を実現する。
同船は2021年7月20日に建造に着工。年末に海上航行試験を終えるとともに、引き渡しされる見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年5月19日