「新型コロナウイルス感染症対策プラン(第9版)」が28日、正式に発表された。国家衛生健康委員会疾病予防管理局の雷正龍副局長は同日の記者会見で、第9版は主に3つの改定を行ったと述べた。リスクがある人の隔離管理期間と方法を最適化・調整し、「封鎖管理エリア」「管理コントロールエリア」及び「中・高リスクエリア」の区分基準を統一し、感染症モニタリングの要求を整えた。
第9版は濃厚接触者と入境者の隔離管理期間を「14日間の集中隔離医学観察+7日間の自宅健康モニタリング」から、「7日間の集中隔離医学観察+3日間の自宅健康モニタリング」に調整した。PCR検査措置を「集中隔離医学観察の1、4、7、14日目のPCR検査は鼻咽ぬぐいによる検体採取、隔離解除前は鼻腔・咽頭ぬぐいによる検体採取・検査」から「集中隔離医学観察の1、2、3、5、7日目と自宅健康モニタリングの3日目のPCR検査は咽頭ぬぐいによる検体採取」に調整した。集中隔離医学観察前の「鼻腔・咽頭ぬぐいによる検体採取・検査」を行わないとした。
新版プランはさらに薬品モニタリングの要求を追加した。これは国内で感染拡大した後、解熱、咳止め、抗ウイルス、抗生物質、風邪などの薬を購入する人は実名登録が必要になることを意味する。薬を使用する人に対して速やかな検査を促すのに適する。
中国疾病予防管理センターウイルス性疾患予防管理所の王文玲研究員は、「今年2月以降に中国で流行しているのは主にオミクロン株派生型のBA.2だ。このところは、域外輸入感染者のうち、BA.4とBA.5の感染者数が徐々に増加する傾向が見られる。現在の初期的な研究結果を見ると、BA.4とBA.5は感染力と免疫回避能力がやや増大しており、感染対策の難易度が上がっている。中国の輸入症例の防止圧力が増大している」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年6月29日