エジプト現地時間3日午前、中車四方股份公司が研究・製造した電車が乗客を乗せ、カイロのアドリーマンスール駅から発車した。これは中国企業が請け負うエジプト・ラマダーン10日シティ鉄道の開通、試験運行を示している。中国製の電車のエジプト進出は初めてとなる。科技日報が伝えた。

中車四方股份公司が研究・製造した電車(画像提供は中車四方股份公司)
ラマダーン10日シティ鉄道はエジプト初の電化鉄道で、総延長は約70キロメートル、エジプトの首都カイロ東部に位置し、中国・エジプト「一帯一路」(the Belt and Road)協力フラッグシッププロジェクトの一つでもある。
中車四方の主任設計士の韓正超氏によると、ラマダーン10日シティ鉄道に用いられる電車の設計最高速度は120km/h、6両編成で、最大定員は2222人。現地の環境を十分に考慮した設計で、砂塵が多く、高温で、日照が強いといった現地の過酷な砂漠の運行環境に適応できる。
韓氏によると、電車は特別な耐風沙設計を採用しており、電車の密閉性を高めている。アクティブ砂除去装置を開発し、砂塵の進入を防止。現地の高温気候に適応するため、冷房能力がさらに高い大出力エアコンを採用し、外の温度が45℃でも、電車内の温度を26.5℃以下に下げられる。窓ガラスの中空層にはアルゴンガスが充填されるとともに、Low-E膜がコーティングされており、日照と紫外線の強度を下げられる。
また電車内には放送、乗客情報液晶ディスプレイ、マルチメディア再生、障がい者エリアなどの機能・システムが搭載されている。電車の耐衝撃性は欧州規格EN15227の要求を満たしている。電車の防火はDIN5510、BS6835、NFPAなどの先進的な標準の要求を満たしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年7月5日
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