北京市延慶区井荘鎮三司村にある原郷里ブランドの民泊施設(撮影・潘之望)
中国連鎖経営協会がこのほど華興資本と共同で発表した「2022年中国外食産業チェーン報告」によると、中国の外食市場の規模は2014年の2兆9千億元(1元は約20.0円)が19年の4兆7千億元に拡大し、複合年間成長率は10.1%だった。20年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、規模が15.4%縮小して4兆元になった。感染症の予防・抑制が常態化すると、国民の消費意欲が再燃し、21年の外食市場の規模は同18.6%拡大して4兆7千億元になった。北京日報が伝えた。
同報告によれば、21年の中国外食市場の規模は4兆7千億元に達し、19年の水準に戻った。21年は外食関連企業の登録件数が純増傾向を維持し、ここから外食産業が起業家にとって引き続き誘致力を持つことがわかり、外食産業はこれからますます競争が激しくなることが予想される。外食産業のチェーン化率が上昇を続け、飲料品、パン・スイーツ、海外グルメがチェーン化率の上位3ジャンルだった。チェーン化率の上昇ペースでは、飲料品、焼き肉、ファーストフードが上位3位に並んだ。飲料品店のチェーン化率の上昇ペースが最も速く、19年の31.5%が21年は41.8%になった。
軽食・ファーストフード店の店舗数が過去3年間トップを保ち、約50%を占めた。以下、飲料品、パン・スイーツ、八大菜系(中国料理)、火鍋、焼き肉の店舗が続いた。そのうち八大菜系と焼き肉は3年連続で店舗数が増加した。焼き肉は外食市場で増加ペースが最も速いジャンルであり、感染症の期間に回復ペースが最も速いジャンルでもあった。現在、焼き肉産業の市場規模は毎年10%前後のハイペースで拡大を続けている。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年8月6日